米副大統領、対日赤字削減に意欲 首相「双方利益の貿易・投資拡大」
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米副大統領、対日赤字削減に意欲 首相「双方利益の貿易・投資拡大」


[東京 13日 ロイター] - 安倍晋三首相は13日、来日中のペンス米副大統領と首相官邸で会談し、その後に共同会見した。安倍首相は、経済問題について日米双方の利益になるよう貿易・投資をさらに拡大していくことで合意したと表明。ペンス副大統領はあまりに長く日本との貿易不均衡を抱えてきたと指摘し、対日貿易赤字の削減に向け強い意思を示した。一方、対中、対北朝鮮外交では互いに日米の連携を強調し、経済問題とは対照的だった。

会見の冒頭、安倍首相は米国の副大統領が3回も訪問している国は日本だけであり「日米同盟の強固な絆を示すもの」と強調。

経済問題では「双方の利益になるよう日米間の貿易・投資をさらに拡大させ、公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を実現することを再確認した」と語った。

だが、ペンス副大統領は、日本が米国にとって不可欠な貿易パートナーであるとしつつ「米国はあまりに長く日本との貿易不均衡を抱えてきた」と指摘し、年間約7兆円に上る対日貿易赤字の大きさに強い不満を表明。さらに米国製品とサービスは、日本で頻繁に障壁に直面していると述べた。

併せて、自由・公平・互恵的な貿易を日本と実現するには「2国間貿易協定が、最良の選択」と言明。日本が物品貿易協定(TAG)と呼ぶ来年1月から始まる通商交渉は、サービスも含めた自由貿易協定(FTA)に近いイメージを米国が抱いていることを強くにじませた。

その上で、日米通商協定はインド太平洋のモデルになるとし、米国の強い期待感を率直に表明した。

一方、対外政策では、ペンス副大統領が中国を念頭に置いたと思われる表現で「インド太平洋への米国のコミットメントは不変かつ永続的」「インド太平洋に権威主義や敵対が入る余地はない」「米国は支配ではなく、協調を目指している」と発言。外交・防衛分野における対中政策は、米国の主張を維持していく方針を明確にした。

これに対し、安倍首相はペンス副大統領に日中首脳会談の結果を報告。安倍首相は「対中国で建設的な対話をしていくため、日米は緊密に協調していく」と表明した。

北朝鮮問題では、日米の足並みが完全に一致していることを鮮明にした。ペンス副大統領は、北朝鮮の完全な非核化が実現されるまでは制裁を続けると表明。安倍首相も、米国と北朝鮮の関係は重要な局面に至っており「北朝鮮問題でじっくり話し合い、非核化について国連安保理決議の完全な履行で一致した」と述べた。

続けて「日本にとって最も重要である拉致問題の早期解決に向けて、緊密な連携を確認した」と語った。

*ペンス米副大統領の発言を追加して再構成しました。

(田巻一彦、竹本能文)

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